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ロードバイクに乗って、ビール飲んで、勝つ!

箱根ヒルクライムを振り返って

初出場、48:33、体重別60-65kgで6位でした。

早速ですが、箱根ヒルクライムを振り返っていこうと思います。

 

本レースの目標

初出場なのでなかなか目標を設定しにくいところではありましたが、過去のリザルトとか知り合いの過去タイムなどから漠然と50分切りはしたいなあと考えてました。

目標順位については誰しもがそうであるように私もまたワンチャン入賞できないかな?と大胆にも企んでました。

 

レース内容と結果について

入賞なんて恐れ多いという考えは間違っています。出場した者には等しくチャンスがあります。自分より速い人が皆パンクしてしまえば優勝することができてしまうのですから、これは当然の野望なのです。

レース中は同カテゴリのゼッケンを見かけるたびに「お互い頑張りましょう!でも出来れば安全にパンクして!」と怨念を送ってました。

残念ながら私の邪念は届きませんでしたが、タイムと結果には十分満足しています。途中途中、そろそろ限界が来ちゃうかな?と不安に思いながら走っていましたが、結局ゴールまで踏み続けられました。もう少し踏めたかな?とも思いますが、欲を出したらキリがありません。

次回はライバル達のチェーン落ち(落車なし)を真剣に願いつつ、47分台を目指したいと思います。

 

ツキイチについて

箱根ヒルクライムはスタート地点から勾配10%が現れ、それが10kmも続く激坂コースです。ここでツキイチしたところで大したエアロ効果を得られるはずもなくヒルクライムの本分でもある自分との戦いに集中してサイコンのパワー値と睨めっこしながら孤独に走った、というのはもちろんウソで、コースがどうであろうと私は少しでも楽をするために可能な限りツキイチをするのです。

とはいえスタートからしばらくは追いつ追われつパックが出来たり解散したりという混とんとした状態が続きまして、5km地点あたりでしょうか、気づいたら3~4人のパックが出来上がっていました。

私以外は皆「特殊車」のゼッケン。クロモリです。「鉄の漢クラス」のトップ集団でした。この方々のペースがまあ何と言いますか、上げ下げの少ない絶妙の走りでして、私は思わずウホッ!いいペース!となってしまい、御一緒させていただいたわけです。

クロモリ、クロモリ、エートスというグループ。なんというアンバランス。

お前にプライドはないのか?と言われても仕方のないパックですが、あいにく私はそんなものを微塵も持ち合わせていません。クロモリだろうとファットバイクであろうと、ペースが合えば一緒に行くのです。

これがツキイチ太郎としての生きざまなのです。

クロモリのおひとりはZWCのジャージでした。恥ずかしながら私もZWCの末席に座らせていただいております。チームメイトへGo!ZWC!と声を掛けました。すみません!一緒にゴールまで行きたいです!というお願いを込めました。

おう!と返事をいただきました。いいぜ、俺についてきな!という了承と捉えさせていただきました。私が女だったら惚れていたかもしれません。

なお、この方が鉄の漢で優勝することになります。優秀な垂直尾翼として私も少しはお役に立てたでしょうか。

ゴール前、下りを利用してスプリントをしかけました。クロモリにツキイチしてゴール前アタックとはお前にプライドはないのか?という声が聞こえてきそうですが、あいにく私には(

結果、前述のZWCの方に見事なまでにまくり返されましたが、ゴール後の空に見えた蒼天がツキイチの後ろめたさをすべて洗い流してくれました。

その後この方にお会いして挨拶と御礼とまたよろしくお願いしますという気持ちをしっかりと伝えて私の箱根ヒルクライムは無事終了となりました。

 

如何だったでしょうか?

私の2021年のレースはおそらくこれが最後になろうかと思いますが、年末開催予定の年間最優秀ツキイチ賞の受賞式に呼ばれてもいいように今から心の準備をしておきたいと思います。

ではまた。