Ride Beer Win !!

ロードバイクに乗って、ビール飲んで、勝つ!

先日のツキイチ行為に対して弁明させてください

拝啓 クライマー様

いつもお世話になっております。ツキイチ太郎です。

先日は都民の森TTライドに同行させていただきまして誠にありがとうございます。

ようやく秋らしい涼しさの中、快適なライドでしたね。(頂上の雨はちょっと残念でしたね!)

おまけに私、念願の自己ベスト更新を達成することが出来まして、今シーズン最高のライドだったと言っても過言ではございません。

さて、実はあの後、クライマー様がご立腹されているという噂を耳にいたしまして、もしや先日のライドで私が粗相を?と心配になりまして、いてもたってもいられず筆を取りました。

この懸念が杞憂であることを切に祈りながら、とりあえずの弁明をさせていただければと思います。

まずはお怒りを鎮め、フラットな感情でお読みいただければ幸いでございます。

 

ツキイチについて

やはりこれがよろしくなかったのかな?と私自身若干ですが感じないこともございません。

スタートからずっとクライマー様の後方に控えさせていただきました。とてもとてもエアロを感じました。Zwiftで言うならば最初から最後までドラフティングブーストを使用しているような快適さでした。

私の自己ベストはこれなくして達成はなかったというのは紛れもない事実でございます。

ただ、ただ、全国10万人のツキイチ太郎を代表して弁明させていただければ、お強い方の後方に位置するというのは、これ、宇宙の根本物理体系ともいえる自然現象なのであります。

弱者が強者の前に出るなんておかしいではありませんか。

全国10万人のツキイチ太郎の真理としては「ここで僕が前に出てもいいのかな?でも邪魔したら悪いよね?」という心優しき考えによりクライマー様の前に出ることを良しとしないのです。優しさゆえのツキイチなのです。

決して、決して、悪意があったわけではございませんこと、何卒ご理解いただきますよう。

 

発射台に使ったよね?

はて…、なんのことでしょう…?

ああ、もしやゴールまで残り500mで私がクライマー様を追い抜いて先にゴールしたことをおっしゃってますでしょうか?

あれは何と言いましょうか。21kmすべてをクライマー様に引いてもらうのは心苦しく、せめて少しでもクライマー様のお役に立ちたくて、必死に全力でペダルを回して気づいたらゴールしていたというのはウソで、どうしても自己ベストを更新したかったのです。

残り1kmくらいで自己ベスト更新が濃厚であったわけですが、サイコンのラップスイッチを押したのがちょっと遅かったらどうしよう?と不安になること、ガチ勢なら誰しも考えることではありませんか。そういう気持ちが20km引かせた上に残り500mで発射するという悪逆非道な行為に走らせてしまったわけです。本当に申し訳なく思うと同時に、おかげさまで自己ベストを更新できましたことを心より感謝申し上げる次第であります。

 

ツキイチという考え方をやめませんか?

言葉がよくないと思うのです。ツキイチ。これはまるでよくない行為のように聞こえる語感です。争いを生む言霊です。前引けよ、いや無理、トースト、といった三味線が跋扈する要因です。ロッテパイの実も思春期の男子中学生からすれば卑猥な言葉に聞こえるのと同じです。誤解を生むネーミングです。

空力を考えますと整流効果というものがございます。自転車でも単独走よりも後方に同行者がいるほうがエアロの恩恵を得られるというではありませんか。

飛行機もエンジンと主翼だけでは飛ぶことはできません。後方に配置されている垂直尾翼が大事なのです。そう垂直尾翼です。クライマー様を主翼とするならば、私は垂直尾翼なのです。ふたつでひとつ。二人で一人。ふたりはプリキュア。つまり先日の自己ベストは私とクライマー様の共同作業なのです。まるでケーキカットのようで素晴らしい響きではありませんか。

これ以降ツキイチを「垂直尾翼」と呼称することを提案させていただきます。

 

次回はヤビツでお会いしましょう

追伸、そういえば今度裏ヤビツが開通されると聞きました。ぜひこの機会にクライマー様とヤビツライドをさせていただきたく、かつ今回の失態に対して挽回の機会をいただければ幸甚の至りでございます。

あ、そうそう、実は私、今シーズンもう一つの目標がありまして、ヤビツで30分をどうしても切りたくてですね、ここはひとつクライマー様の垂直尾翼としてお役に立てれば望外の喜びで-----