箱根旧道に初チャレンジ!
死ぬかと思った。(小学生並みの感想)
箱根行くから朝8時にうちに来て!とユウさんに誘われて行ってきました箱根ライド。
あんたの家まで40kmあるんだけど…なんていうことはもう言うまい。
参加者総勢6人。20代から30代。
言うまでもないことだが、僕が唯一の40代だ。
僕、箱根旧道って行ったことないんですよね〜、と言うと全員がニコニコして、いやー、それは素晴らしい!最高のライドになりますよ!と言う。
全員、ニコニコ。いや、ニヤニヤというべきか。
あ、これはヤバいな、とすぐに悟った。
自転車乗りがウソつきであることはもはや世界の常識だ。「そんなに走らない」は「100km走るよ」だし、「もうすぐ着く」は「あと10kmある」し、「ここから軽く流すから」は「鬼引きするよ」であることは周知の事実なのだ。
これは恐ろしいライドになるな、と覚悟した。
箱根旧道は全長約10km、平均勾配は6~7%だそうだ。
実際走ってみるとこの平均勾配はウソだと分かる。体感ではずっと10%超だ。
序盤に若干アップダウンがあるので、このダウン分で相殺されてしまっているのだろう。
特に中盤以降に現れる「七曲り」と呼ばれるつづら折りでは20%近辺の勾配もあってとてもキツい。
おまけに「曲がり」を数えて七つ目で「ああ、やっとこれで終わる」と安心したところにさらに「曲がり」が現れるので絶望感が半端ない。
七曲りは七つ以上あるのだ。
特に僕は10%にもなる勾配が続くともう何も太刀打ちできない。インナーローでひたすらガマンするしか術がない。
他の人たちは「ゆっくりいきましょうね」という言葉を残して300wで踏み続けて早々に消えていった。
うーん、化け物かな?
300wが「ゆっくり」になる日が僕にも来るのだろうか?というようなことを考えながら必死に踏み続けるしかなかった。
ここまでキツかったのは風張林道以来だ。
死ぬ思いで登り切り、頂上で待っていた5人から、どうでした?最高の思い出になったでしょ?みたいな言葉をかけられて、
もう二度と来ないから!
と本音が出てしまったのも、これはしょうがないというものだ。