au損保 自転車向け保険「Bycle」のロードサービスを使ってみた!
先日、パンクにより自走不可となったロードバイクを、初めて自転車保険のロードサービスを利用して自宅まで運んでもらった。
その体験レビューみたいなものを書いておきたいと思う。
(広告ではなく純粋な個人の感想なので、参考程度にしていただけますと幸いです)
私が契約している保険はau損保の自転車向け保険「Bycle」で、ブロンズコースの本人タイプを2年期間(7060円)で契約している。(一年契約だと3920円、月払いは月360円)
他にはシルバーコースとゴールドコースがあって、死亡・障害時や賠償時などに補償される金額が異なる。
同じコースでも家族全員を対象とする「家族タイプ」と、本人と親族1名を対象とする「親族タイプ」がある。(それぞれ金額が異なる)
私の場合はロードサービスを中心に考えて、一番安価なブロンズコースの本人タイプにしている。
この保険のロードサービスは、24時間365日対応可能で、50km以内であれば配送可能。年4回まで利用できる。
今回パンクを起こした場所は、東京都府中市押立町の押立公園付近。(尾根幹入口の矢野口から3kmくらい離れた場所)
朝4時半で、自宅からは30kmほど離れている。
タイヤがチューブラーで、応急パンク修理剤で対応しようとしたが不慣れなため失敗してしまい、輪行袋も持参なし。
そこでこの保険を利用することにした。
まず専用アプリ「自転車の日」を立ち上げる。
正直言うと、このアプリの名前はどうかと思う。
素直に保険名である「Bycle」でいいんじゃないだろうか?
保険を利用するときだけ立ち上げるレアなアプリなのだから、分かりやすい名前がいいと思う。
ロードサービスを利用する場合は、右上の「ロードサービス要請」をタップ。
保険契約時に登録したメールアドレスとパスワードを入力する。
次の画面で「自転車向け保険 Bycle」をタップする。
すると現在地を取得して地図上に「HELP」マークがついてくれる。手動で場所を設定することも可能だった。
画面下の「Bycle専用デスク」から電話での要請も可能なようだ。
場所に問題がなければOKを押す。
その後の画面で契約内容の確認と、自転車の種類や故障状況の確認、配送先(ほとんどの場合自宅だと思う)を経て、アプリ上では手配が完了する。
2~3分すると専用デスクから電話がきた。
私の時は秋田県を示す電話番号からかかってきた。少し驚いたが、おそらくロードサービスの件だとすぐに思い出すことができた。
専用デスクとの通話はピックアップ場所の確認が中心だったが、とても丁寧だった。
ただ、この保険のロードサービスはあくまで「自転車の配送」であって、運転手の同乗は含まれていないことを告げられたときは、少々驚いた。
確かに保険の詳細を確認すると、「自走不可となった自転車の配送」とだけあって、運転手のことまでは言及されていない。
うーん、困ったな。30kmをビンディングシューズで歩くのは無理だし、電車はまだ動いてない。タクシーを使うと1万円くらいはする。
「ありゃー、そうなんですか?では配送先での自転車の受け取りはどうするのでしょうか?私本人が同乗できないとなると、配送先で受け取ることが出来ませんけど…」
と困ったふうに尋ねると、
「配送を手配するロードサービス会社に確認いたします。現時点で確約できず申し訳ありませんが、少々お待ちください」
と、私の質問をあらかじめ想定していたかのような落ち着いた対応。
しばらくすると折り返しの電話があり、同乗オッケーとのことだった。ふう、助かった。
おそらくだけど、運転手の同乗は手配されるロードサービス会社によるんじゃないだろうか?
(注:あくまで今回のケースを経験しての私的意見ですので、常に同乗可能とは限らないと思います)
ただ、現地到着まで90分かかるとのことだった。
うーん、これは仕方がない。背に腹は代えられない。
アプリでは要請状況がリアルタイムで確認できる。
(伏せてありますが、業者名も表示されます)
ひとり途方に暮れる中、救助の到着予定時間が分かるのはとても心強い…。
到着予定より15分ほど早く、ロードサービスが到着した。ありがたやありがたや。
なんとロードバイク専用のレッカー車だった。
車載用のキャリアが荷台にあり、ハンドルを天井吊のベルトで固定して転倒を防止。
キャリアと固定されるホイールには緩衝材を施して傷防止までしてくれた。
なんてすばらしい。
ドライバーの方曰く、以前は荷台に横倒しにして運んでいたが、この保険でロードサービスを使用するのはほとんどがロードバイクで、傷がつくのをとても嫌がられるのでこのような装備を用意するようになったとのことだった。
「この付近にも同業者はたくさんありますけど、ロードバイク専用で対応してるのはあまりないですからね」
聞けば所沢の会社から来てくれたそうで、時間がかかってすみませんと恐縮されてしまった。
いえいえ、助けていただいて本当にありがとうございます。
これはまったくの想像だけど…、ロードサービスを要請したときに対象がロードバイクであること、契約者本人が同乗希望であることを専用デスクの方が考慮してくれて、これらが可能な業者が選択されたんじゃないだろうか?
そのためにやや遠方の業者がセレクトされた…のだろうか?
(注:私的な感想です)
その後、楽しく会話しながら無事自宅に到着。
納品確認書にサインしてサービス終了。
パンク以外でも、落車によるケガで自走不可になった人などがこのサービスを利用しているらしい。
私のようにパンクに限っても、予備チューブや瞬間修理剤にプラスしてもう一つのパンク対策としてだけでも、2年で7000円なら決して高くはなく、加入必須の保険と言ってもいいのではないだろうか。
またロードバイクで加害事故を起こしてしまったときの補償としても、車同様にこれからは必須になっていく保険だと思う。
備えあれば患いなし。
保険でリスクヘッジをして、思う存分自転車ライフを楽しもう。