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ロードバイクに乗って、ビール飲んで、勝つ!

ロードバイクと車との接触事故、そして保険会社とのやり取り備忘録

実は、お恥ずかしいことに、先日ロードバイクで走行中に車との接触事故に遭いました。

幸いなことに、身体、バイクともに大事には至りませんでした。

これらの諸対応が一通り完了しましたので、事故時の対応として大事なことを備忘録として残しておこうと思います。

なお、事故の詳細は伏せておこうと思います。公にするようなことではないと思ってますし、どちらが悪いとか、そういうことではなく、保険会社とのやりとりとか、慰謝料についてとか、そういった事務的なことを書きたいと思います。

また以下はすべて私の考えとケースですので、誤りがないとは言えません。あくまで事故対応の一例として、参考程度に捉えていただければ幸いです。

 

 

警察には必ず人身事故として扱ってもらいましょう

事故後、警察による実況見分を受けました。

警察は必ず呼びましょう。

交通事故には「物損事故」と「人身事故」の二種類あります。

簡単に説明すると負傷者がいない事故は物損事故となります。

私の場合、双方ともにほぼ無傷でしたので、警察は物損事故扱いにしたがっているように感じました。(あくまで私の主観です

しかし、安易に物損事故としてはいけません。

物損事故では原則として慰謝料は支払われません。

あとから人身事故への切り替えも可能なようですが、これには双方ともに再度現場に赴き、警察の実況見分をもう一度受ける必要があります。

切り替えを希望する側が相手を現場に呼ぶことになるため、相当に面倒くさいです。

事故から数日経ってから首が痛くなって病院に行ったらムチウチだった、となった場合、これに関する慰謝料は物損事故では支払われません。(治療費は出るはずです)

また後述しますが、ロードバイクを修理あるいは買い替えする場合、その費用の一部を実質的に慰謝料で賄うことになります。

そのためにも人身事故として扱ってもらいましょう。

 

自転車保険には加入していたけど…

私は自転車保険に加入しています。事故後に私は保険会社に連絡しました。示談交渉をお願いするつもりでした。

しかし私の契約内容の場合、相手からの損害賠償請求がないと示談交渉の代理人にはなれない、とのことでした。(もう少し上のグレードの契約だと、いわゆる弁護士特約があるそうです)

結局のところ、相手からの損害賠償請求はなく、私からの損害賠償のみとなったので、自転車保険の出番はなくなりました。

私が直接、相手の保険会社とやり取りすることになったわけです。

ただ、保険会社にはこれ以降の対応について色々教えてもらえたので、そこは助かりました。(個人的なアドバイスだったと思います)

いずれにせよ、過失割合と慰謝料については弁護士がいるいないで大きく差が出ることにもなりかねませんので、弁護士特約のある保険が望ましいと感じました。

 

ロードバイクを修理するためにも、慰謝料はとても重要

こういう事故になると「保険金で新車が買えるね!」という冗談半分な意見をときどき見ます(私もそう思ってました)。

しかし購入時金額を損害賠償請求しても、減価償却として経年分が引かれてしまいます。

また、事故状況によりますが過失割合は9:1ないし8:2となりますので、全損扱いにして新車に買い替えとなると、減価償却されてさらに1~2割は自己負担が必要となるわけです。

全損ではなく修理であっても、過失割合によって修理費用全額保険金というわけにはいかないでしょう。

自転車と車の事故ですと、一般的には自転車側は被害者という感情を持つでしょう(あくまで感情論です)。

被害者にもかかわらず、自転車を元通りにするためにお金を払わないといけないというのは我慢ならないことでしょう。

相当にイライラするはずです。

こうならないためにも、慰謝料はしっかりと受け取るべきです。

過失割合や減価償却で減額された自転車修理費は、慰謝料で補填するしかない、と私は考えます。

可能であれば弁護士を入れて過失割合を10:0に近づけたいところですし、慰謝料の増額を試みるべきです。

 

私の場合...

結果として、私は以下を相手側保険会社に支払ってもらいました。

  • 自転車修理費用として請求した額の9割
  • 慰謝料
  • 治療実費(診察代、薬代、交通費)
  • 休業補償(通院によって仕事を休んだことに対する損害補償)

おそらく一般的な結果だと思います。

なお、修理費用は多めに請求しました。

私の場合、事故に遭ったロードバイクを購入したのが昨年でしたので、減価償却による購入時金額からの減額は非常に少ないだろう、と考えました。

修理費用をかなり多めに出しても、上記の時価を超えることはありません。

保険会社は時価と修理費用を比べて安いほうを支払いますので、時価を超えない修理費用であれば、高額な修理費用でも支払われるのでは、と思ったのです。

ダメ元、というやつです。

多めといってもまったくのウソは無理です。詐欺になってしまいます。まだ使えるかもしれないけど傷が入ってしまったので交換をしないと危ない、というものを計上しました。

「サイコンは傷が入っていて、今後傷の影響で故障するかもしれない」

といった具合です。

事実そうかもしれませんし、そうでないかもしれませんが、ロードバイク関連のパーツ類はとても繊細です。念には念を入れておいた方がいいです。

結果的にこれらは認められました。

 

これって保険金詐欺?

さて上記修理費用は認められましたが、全部修理しないといけないのでしょうか?

「サイコンは傷が入ってるけど、まだ使えるな…」

と思いませんか?(もちろん自己責任ですが)

私もそう思いました。しかし同時に、修理すると言ったのに修理しないのは保険金詐欺になるのでは?とも思いました。

少し調べたところ、詐欺には当たらないようでした。

支払われる保険金は、事故により被った損失に対する保険会社からの損害賠償という意味合いがあるので、その用途は縛られない、ということだそうです。

そうなんだ!とは思いましたが、今現在どうしようか悩み中です…。

しばらくは様子見で走ってみようかな、と考えています。

 

以上です。

事故に遭わないのことこそが最良ですが、不幸にも事故に遭ってしまった場合は「とにかく警察を呼ぶ」ということだけは忘れないでいてください。