Ride Beer Win !!

ロードバイクに乗って、ビール飲んで、勝つ!

40歳くらいでロードバイク買ったばかりの方々に捧げます

40前後で突然ロードバイクに興味を持ち、買ったばかりのあなた。あなたはかつての私です。そんな方たちにささやかなアドバイスがございます。ほぼ真理をついていますので、是非参考にしてください。

 

無理をしてはいけません

ロードバイクは速く走ることが出来ます。とても気持ちいいです。もうちょっと遠くまで走ってみようかな?もうちょっと速く走ってみようかな?という欲望が芽生えるのもよく分かります。しかし自重しましょう。悲しいことですが、あなたは初老です。おじいちゃんなんです。脚の筋肉はもう溶けてなくなっています。残念ですが、事実です。私もそうでした。これをまず受け入れましょう。

我々世代にありがちなのですが、身体は完全に衰え切っているのに、頭の中で10代20代の身体能力全盛期を思い描いてしまってケガをする。筋肉が衰えきっているのに、それを認識せずに無理をして、結果腰や膝を壊してしまう…。本当によくあります。

事故にも十分気を付けましょう。若い時の反射神経はもうありません。とっさの回避など絶対にできません。いわゆるどんくさい人になってしまっています。私もそうです。大きなけがをしてしまったら大変です。人生はもうそこまで長くないですが、まだちょっとだけあります。家族のために生きましょう。

 

レーニングなんて必要ありません

すいすいと気持ちよく走り、ちょっとお洒落なカフェまで。美味しいパンとコーヒー。気持ちの良い汗。心地よい風。最高です。完璧です。これこそが40歳のロードバイクです。これに勝るものはありません。でもなんか結構な数のロードバイクたちに追い抜かれるし、他の人と一緒に走ると坂でおいていかれちゃうなぁ、やっぱり少しはトレーニングしたほうがいいかな?いいえ、しなくていいです。気持ちよく走れてればいいんです。坂で遅れるなんて、どうでもいいじゃないですか。ちょっと速く走れるようになるのがなんだっていうんですか。1番じゃなきゃいけないんですか?ロードバイクレーニングは地獄の窯です。絶対にあけてはいけません。開けたら最後、もう二度と「気持ちよく」走ることはできなくなります。いいですか?もう一度言います。トレーニングなんて必要ありません。本当なんです。信じてください…!

 

ガチ勢に近づいてはいけません

速く走る、強くなることを主題にしている人たちのことをガチ勢といいます。彼らと一緒に走るのはあまりお勧めしません。彼らのゆるポタはあなたにとって高強度です。彼らはランチをコンビニか補給食で済ませ、峠の頂上では写真も撮らずにさっさと下ります。何が楽しいのかさっぱりですよね。私もそう思ってました。どこか別の星から来た別の価値観を持つ人たち、と思ったほうがいいです。

 

ガチ勢の見分け方

でも初見でガチ勢かどうかなんて、どうやって見分けたらいいんだ?とお思いでしょう。簡単です。こいつ…もしかして?と疑わしき人に向けて「いつも時速どれくらいで走られてるんですか?」と聞いてみてください。「うーん、○km/hくらいかな?」という返答であれば大丈夫です。30キロでも40キロでも大丈夫です。その人はガチ勢ではありません。もしも「じそく?」とキョトンとしていたら、そいつがガチ勢です。すぐに5mくらい距離を取って、以降こちらから話しかけないほうがいいです。野生のゴリラと遭遇してしまったときと同じ対応が望ましいです。ガチ勢は速度を見てません。見ることもありますが、それは局地的です。本来なら彼らはどこそこの区間なら○km/hです、とか1時間なら4倍ですという回答をしたいところですが、話が長くなるので「じそく?」と短く答えるはずです。また、突然タイヤを触ってきて「何気圧?」と聞いてくる人はさらにヤバイ人種です。その人と仲良くなると確実にもう一台別のバイクを買う羽目になります。そう、シクロクロッサーです。空気圧が常に一番の関心事という人種です。彼らは戦国時代にジャパンにやってきた宣教師くらい熱心に勧誘してきます。クソ寒い冬に泥だらけになりたくなかったら、彼らとは距離を取りましょう。

 

以上です。全て真実です。ウソは一つもありません。くれぐれもケガと事故には十分に気をつけてください。家には家族が待ってます。それ以外のことはすべて些細なことです。老いを自覚しつつ、安全に楽しくロードバイクを楽しみましょう。