富士ヒル試走を振り返る
さて先日の富士ヒル試走を振り返ってみます。
よかった点
単独でPRを出せた
昨年出した68分台は完全ツキイチでのものでしたが、今回は単独(先頭)で出すことが出来ました。同じ68分台ですが、5秒更新です。
試走前に67分~68分を出したいと考えていたので、最低限の目標はクリアしたと思ってもいいんじゃないでしょうか。
ただ体感的にはまったく満足できてません。うーん、よくばりすぎかな…。
悪かった点
垂れた
パワーカーブを見返すと、スタートからゴールまで徐々にパワーダウンしていました。標高の影響もあるとは思いますが、感覚的にはもう少し出せたんじゃないかと思っています。
中間地点あたりできつく感じる時間帯がありましたが、ここでのパワーダウンは仕方がないにしても、その後やってきたランナーズハイを維持できなかったのはとても悔しいです。
これらの原因は以下だと考えています。
緩斜面で脚を使いすぎた
序盤、緩斜面が現れるたびにダンシングしてパワーをかけました。ここでタイムを稼ぐのが重要だと思いますし、昨年のゴールドトレインでも緩斜面でインターバルがかかっていましたので、これを想定したトレーニングでもありました。(昨年はこのインターバルで死んでしまいましたので…特に)
ただ、パワーをかける時間が長すぎたように思っています。スピードに乗りさえすればいいのに、パワーを維持することばかり意識してしまって、無駄に脚を使ってしまったと思います。特に私は緩斜面でのパワーの掛け方が下手なので、ここで無理をすべきではありませんでした。
防寒対策が甘すぎた
試走当日、スタート地点の料金所では20度を超える晴天で、富士山を見ても雲がほとんどかかっていないようなロケーションでした。
防寒よりも、暑さで水が足りなくなるのを心配するくらいでした。
そんな状況でしたので、下山用にウインドブレイカーとロングフィンガーグローブを持ってましたが、装備は半そでジャージと短パンビブの夏用で挑みました。
三合目までは寒さを全く感じなかったのですが、大沢駐車場あたりからガスが出てきて急激に気温が下がり、奥庭駐車場では手がかじかんで、太ももは寒さで感覚が薄くなっていたように思います。
ヒルクライム中にあんなに寒く感じることはこれまで一度もありませんでした。
五合目での気温は3度くらいだったようです。なるほど、寒いはずです。
パワーダウンしたのは疲労や標高もありますが、寒さも一つの要因だったのではと考えています。
ワンピースジャージを着るべきだった
サイズ的にかなりパツパツのツーピースのジャージで試走しましたが、ビブの肩紐が引っ張られることによるちょっとした疲れもあったと思います。登頂後、肩が強く凝っていたのは肩紐が要因だったと考えています。
全体の疲労における割合は非常に小さいものですが、少しでも楽になるよう心掛けたいと思います。
以上を踏まえて、本番までの改善策を考えます。
改善策
と言いましても、本番まで一か月ですので、ここから改善できることとできないことがあります。例えば、FTPを上げるのはもう無理でしょう。ですので、出来ることに注力します。
防寒対策
これはすぐに出来ます。当日の天候にもよりますが、ホットジェルの塗布、アームウォーマー、二―ウォーマーあたりを検討します。今回の試走もせめて二―ウォーマーをつけていたら、もう少し結果は違っていたと思います。
ワンピースジャージ
これもすぐ対応可能です。ワンピースも何着かあるので、どれを着るか少し悩むところではあります。
緩斜面対策
いますぐ緩斜面の踏み方を向上させるのは不可能ですので、緩斜面では無理しない、という考えで行こうと思います。本番はトレインがありますので、苦手区間ではドラフティングを一層意識したいと思います。
減量
うーん、これはちょっと悩んでいます。
今年はこれまで減量らしい減量はしてきませんでした。お酒とお菓子を制限したくらいで、むしろマイナスカロリーにしないよう注意していたくらいです。
強くなるにはトレーニングそして栄養と睡眠!という考えで今年はやってきました。
体重計にも週一くらいしか乗っていないし、体脂肪がいくつなのか分かりませんが、現時点でも身体の仕上がりは悪いものではないと思っています。
現状維持でいくべきか、最後の一押しとして減量をすべきか…、うーん。