大磯クリテリウム 最終戦 スポーツ1組 11位
結果は満足できるものではなかったけど、これまでで一番楽しいレースだったかもしれない!
2019・04・21大磯クリテリウム2018-19シリーズ 第6戦 スポーツ1組目
振り返り:(私の記憶なので、実際と異なるところもあり得ます)
さて、今回の作戦はいつもと同じく…
集団前方に位置しつつ極力足を使わず最終周回で勝負すること。
そう、みんな大好き、コバンザメ作戦だ!
卑怯とは言うまい。ロードバイクでの鉄板作戦なんだ。
だがしかし自分には瞬発力と最大出力が欠けているので、純粋なスプリントでは勝負にならない。もちろんL4とかL5のスタミナもゴミくそちんちん丸レベルだ。
できれば最終周回中に先頭に位置し、コーナーを効率よく処理して、最終ストレートでじわーっとスピードを乗せて、高出力をなるべく長く維持して逃げてしまいたいところ。
まあ、とにかく…まぐれでも運でもなんでもいいから、とにかく勝つぞ!
そしてケガしないこと!頼むぜ、神様!
スタートラインに並ぶ。
5回連続の参戦のおかげか、緊張はしない。まあ元々緊張しないタイプなんだけどね。
ローリング1周してからのリアルスタート。
最初のクランクの出口あたりで、自分のすぐ前でかるい接触が発生。
ここでブレーキをかけざるを得ず、集団後方に下がってしまった。
うーん、ここから無理に先頭を追いかけても無駄足使っちゃうな。残念だけど切り替えていこう。
しばらく様子見して、ゆっくり上げていくしかない。(いつもの展開…)
先頭では数人が逃げ体勢に入っている模様。
しかしこの位置からではさすがに追えない。吸収されるのを願うしかない。
ところがこの逃げ集団がなかなかいい感じでローテーションしていたようで、その後も差が縮まらない。
それどころか、差が広がってる。
うーん、逃げが強い。
残り4周(だったと思う)。
8秒差!とアナウンスが聞こえた。
うげえ、8秒差はマズいんじゃないか?これは追わなきゃいかん。
ちょうどいい感じに第二集団先頭付近にいたので、後ろを向いてまわせまわせと檄を飛ばす。
一人が応じてくれたが、他が続かない。逃げは3人。これでは追いつけない。
前に追いつけないぞ!まわせ!まわせ!と何度も呼びかける。
一緒に回していた一人が「だめだ、きつい!」と叫ぶ。
大丈夫だ、俺もきつい。
いまいち追走集団を形成できない。
今思えば呼びかけ方も下手だった。先頭に立って後ろに呼びかけるのではなく、ゆっくり下がりながら各人に「先頭追いかけるために回しましょう」とお願いすべきだった。
焦ってしまったのかな。
無駄に疲れてしまった。
残り2周。
逃げは3人のまま。差はほとんど縮まらない。
ああ、これは逃げが決まったな…と諦めが心をよぎったころ、
落車!の声
え?どこで?先頭?うそ、なんで?
逃げていた3人のうち1人が倒れ、1人がほぼ止まった状態。
逃げは1人になった。
たぶん、このとき、第二集団にいた全員が色めきだったと思う。
あれ?表彰台ある?
残り1周。
先頭逃げ1人。これはほぼ決まった。終始逃げていた努力の勝利!
これを追っていた1人。これも2位は堅い。一人で追いかけた勇気のご褒美!
そして自分は追走集団の先頭。
いい位置!このままじわじわ出力上げて、誰にも抜かれず3位入賞だ!
が、そんなに甘くはなく、逃げを追いかけるのに足を使い切っていて、最終ストレートでぼろぼろと抜かれ、結果11位。
自分が不足している点がよく出たレースだった。
ベースパワーが足らないので、いろんな展開に対応できるパターンが限られていること。
レース経験が少ないので、追走集団の作り方が分かっていなかったこと。
そして一番は勇気が足らないこと。
惨敗したくないがために、一人でアタックしてみたり、一人で追走したりしようとしない。
これではいつまで経っても勝てないし、経験値も貯まらない。
勇気を持つためには、自信を持てるパワーが必要だ。
そうだ、パワーだ。フィジカルだ。
来シーズンの大磯クリテリウムまでにパワーを上げて、今度こそ昇格するぞ!